NPO法人中野中小企業診断士会 新春講演会

2012-02-24

NPO法人中野中小企業診断士会が主催する恒例の新春講演会が1月27日(金)に中野ZEROホールで開催されました。

講師には株式会社夢テクノロジー上級コンサルタントの秋山永行氏をお迎えして「2012年度のマクロ経済の展望と中小企業経営を考える」~新たな事業戦略を探る~というテーマで2時間の講演をいただきました。

講師写真

永山氏は証券会社に18年勤務した後、日本短波放送の株式コメンテーターとして活躍され、エコノミストとしてもマネー各紙に様々な情報を発表されてこられた方です。

講演骨子は「2012年の世界経済と日本経済の動向」、「今後の中小企業の事業戦略と事業計画の考え方」という内容で次のようなお話しでした。

世界経済はサブプライムローン危機やリーマンショックを経て、今、世界最大の金融危機に陥っている。従来の金融工学の考え方が崩壊して世界のマネーが安全と質へ逃避する流れになっている。中国も不動産バブルを起こしながら世界経済を牽引しているが、やがて不動産バブルが崩壊する可能性がある。先進国が皆赤字に陥っている中で、日本だけが赤字や借金を増やさないで生き残っていくことは不可能ではないか。

企業の事業戦略面においては、90年代のバブル経済崩壊以降もバブルの再来願望が強く、本業を無視した不動産投資や効率経営と称した従業員と顧客を無視した経費削減を続けてきた。バブル時代に経験した「楽して儲ける経営」をよしとする主張が、まだ一部のエコノミストや経済学者の中にあるが、これからは経営の基本に返り、本当に売れる商品を作り販売すること=商品力強化以外に成長する道は無いのではないか。
今後の中小企業にとって最も重要な事業戦略の視点は、①経営者・従業員全員が自社商品・サービスを徹底理解し信者になること、②経営者・従業員全員が商品・サービス普及の必然性を理解して、商品・サービスに対する強烈な思い入れを持ち、販売・営業の具現化を図ること等、多くの部分で共鳴を感じるものでした。

また、永山氏の経営支援の経験則から、中小企業の経営支援をするときには最初に資金繰り表を作らせ、資金繰り表をもとに現実の問題を直視してから今後の対策を考えていくことが重要だとのアドバイスをいただきました。

今回の講演会は、世界経済や日本経済というマクロの視点から今後の中小企業経営支援を考えるというミクロの視点まで、とても有意義な示唆に富んだものでした。

講演会後、賀詞交歓会も開催され以下の来賓の方々にも出席していただきました。
(順不同)

中野区役所 区長 田中 大輔様
中野区役所 産業・都市振興分野 経営支援担当係長 本橋 富美子様
東京商工会議所中野支部 事務局長 荒井隆一郎様
中野区商店街連合会 会長 高橋 宏治様
西武信用金庫 常勤理事 高橋 一朗様
㈱東京リーガルマインド 執行役員 関根 正純様
㈱東京リーガルマインド 執行役員 田久 賢一様
㈱エフ・スタッフルーム 取締役 飛山 千恵子様
週刊とうきょう 代表取締役 涌井 友子様
特定非営利活動法人 杉並中小企業診断士会 理事長 中村 實様

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